藤井からすみ店について

古くから酒の肴に、茶懐石にと、食通の舌を喜ばせてきた珍味、『からすみ』。日本屈指の名産地である長崎産のからすみは、十月下旬から十一月下旬にかけて、産卵のために野母崎沖に訪れるボラのメスの卵巣から作られます。

1913年の創業より、時代が変わり、ニーズも多様化する今、藤井のからすみは、口にして頂く瞬間に最高のものであるための研究を日夜重ね、実現してまいりました。そして、ひとつひとつの違い、激しい変化を見守りながらの難しい工程を経ながら、味・色・形が三位一体となった自信の商品を製造しています。ぜひ、本物の『からすみ』の味を一度ご賞味ください。

「俵物生からすみ」のこだわり

漁師たちが獲れたてのぼらの卵をさしみ醤油に溶き、からすみ醤油とし、その日に獲れた魚の刺身につけて食べていたのが始まりとされています。新鮮な魚卵だからできる食べ方です。

長崎県産のぼらの卵と長崎県崎戸の五島灘の塩（海水塩）のみを使い、長期低温熟成させ乳酸発酵することにより旨みを引き出しました。添加物を使用していないため長崎県が認定している『長崎俵物』に認定いただいております。（名前に『からすみ』と付きますが、古来からの呼び名でからすみではありません。）

いか刺や白身魚等に和えたり、からすみ醤油（お好みのお醬油に混ぜる）でお刺身を食べたり、お茶漬け、おにぎり、パスタ、サラダ、カナッペやブルスケッタにてご賞味ください。